臓器移植とラザロ徴候について
中国人の少年が角膜を提供してiPhoneとお金を受け取った。
しかし実際は、両目の角膜を取られ失明し受け取ったものは鉄板と新聞紙の束だった。
という1文をTwitterで読んで臓器移植についてググった所、興味深い現象を知ったので紹介。
・ラザロ徴候
ラザロ徴候とは、脳死判定された人が死ぬ前に、脳死をしているはずなのに手足が動く現象。その時、まるで祈っているかのようなポーズをする。ロッパーにより新約聖書でイエスによって蘇ったとされるユダヤ人ラザロに由来しなずけられた。
脳死は、脳幹を含む全脳の機能の不可逆的な停止で、回復する可能性がなく、自力で呼吸できない。
植物状態は、脳幹の機能が一部残っており、まれに回復し、自力で呼吸できる。
脳の機能は、大まかに大脳、小脳、脳幹の3つに分かれている。中でも脳幹は、呼吸循環機能などの生きていくために必要な働きをしている。
*日本における一般的な死の概念は、3つあり
1.心拍動の停止
2.自発呼吸の停止
3.対光反射の喪失・瞳孔散大
脳死判定について、法令に定められた5項目により脳死判定が行われる。
その中に、脳幹反射の消失についてが含まれている。
ラザロ徴候が起こる事により、脳死後も脊髄反射が続いているのではないだろうか。
臓器移植法第6条においては、死亡した者が臓器移植の意思を生前に書面で表示していて、遺族が拒まない場合に限り、「脳死した者の身体」を「死体」に含むとしてその臓器を摘出できると規定する。
自分は、脳死の定義には当てはまらないように思う。
ラザロ徴候の原理はまだ解明されていないそうだ。